人工流れ星が発生する仕組み
天然の流れ星は、宇宙空間に存在するチリが地球の大気圏へ高速で突入し、空力加熱※という現象により発光します。
ALEは、人工衛星から流れ星の素となる粒(流星源)を大気圏へ放出することで、この現象を再現します。
ALEの流星源は天然の流れ星の素となる物質よりも大きく、ゆっくりと大気圏に突入するため、天然の流れ星に比べ長く発光します。
※空力加熱:物質が大気中を超音速で飛行する際に、物質の先端部で空気の圧縮および摩擦が発生することで加熱されること。
天然の流れ星は、宇宙空間に存在するチリが地球の大気圏へ高速で突入し、空力加熱※という現象により発光します。
ALEは、人工衛星から流れ星の素となる粒(流星源)を大気圏へ放出することで、この現象を再現します。
ALEの流星源は天然の流れ星の素となる物質よりも大きく、ゆっくりと大気圏に突入するため、天然の流れ星に比べ長く発光します。
※空力加熱:物質が大気中を超音速で飛行する際に、物質の先端部で空気の圧縮および摩擦が発生することで加熱されること。
人工流れ星を流したい地域・時間に発生させるためには、流星源を放出する放出装置の精度が非常に重要です。そのためALEでは数千粒放出しても速度の誤差が極めて少なく放出可能な装置を開発しました。
この他にもALEの人工衛星は、日本の高い技術力を活かして、位置・放出の方向・速度を正確に計算し、高い精度で流星源の放出を行います。
ALEは流星源の放出を行う際に複数の安全性チェックを実施します。
他の飛行体の位置を確認し、人工衛星から放出する流星源の軌道との間に充分な距離があることを確認できた場合のみ流星源放出を実施します。
人工衛星に搭載される3つの恒星センサー・2つの測位システム・3つの時計からのデータを、3つのCPUが独立してたすき掛けで計算し、すべての計算結果が合致した場合のみ、機器が正常に動作していると判断し流星源の放出を行います。
流星源はガス圧によって加速・放出されます。加速部には圧力計が3つ搭載されており、3つのCPUによる計測値が正しい場合のみ流星源を放出します。
地上400Kmにある人工衛星から放出された流星源は、大気の影響により高度約80km付近から急激に減速されるので、高速のまま地上に落ちることはありません。また減速にともない、空力加熱現象によって高温となり、高度60km付近で融点を超えて消滅します。
このメカニズムは数値シミュレーションによって正確に計算しています。また宇宙空間を模擬できる装置を使用した、実際に流星源を空力加熱させる実験によって実証済みです。
地球へは、宇宙空間に漂う物質が毎日数百トンも降り注いでいると言われています。
ALEの流星源は、人工衛星や日々地球に降り注ぐ物質と同じ素材で作られた直径1cmほどの粒であり、人工衛星初号機に合計400粒搭載される流星源の総重量も約1kg程度です。以上のことから、環境への負荷は非常に軽微であると考えています。
Natural shooting stars occur when dust particles of several millimeters in size enter the Earth’s atmosphere and burn while emitting bright light called plasma emission. We are aiming to reproduce this process artificially. First of all, we launch a satellite containing particles which will later become shooting stars. Once the satellite has settled into a stable orbit around the earth, we release the shooting star particles from the micro-satellite. The particle will travel approximately one third of the way around the Earth before burning like a shooting star upon atmospheric reentry.
We aim to deliver our shooting stars on demand, anywhere in the world. Given our shooting star particles burn up completely 60-80km above the Earth, our shooting stars will be visible in an area around 200km in diameter on the ground.
At ALE, we are constantly looking for new members to help our project.
The project we are currently undertaking requires expertise, experience, free thinking and values in a diverse array of fields. For this reason, we are looking for people that have experience in specific areas that are expected to play key roles in this undertaking.
First of all, please contact our recruitment staff at: apply[at]star-ale[dot]com
We will notify you of your status and any necessary documents as we process your applications. It is also possible to set-up opportunities to set-up meetings that are not part of the recruitment process.
天然の流れ星は、宇宙空間に漂う大きさ数ミリ程度の塵が大気圏に突入し、プラズマ発光と呼ばれる明るい光を放ちながら燃えることで発生します。私たちはこれを人工的に再現します。まず、流れ星の素材となる粒を搭載した人工衛星を宇宙空間に向けて発射。周回軌道に乗って飛行が安定した状態で、人工衛星に搭載した装置から流れ星の素材となる粒を放出します。粒は地球を約三分の一周してから大気圏に突入し、流れ星のように燃焼します。
私たちの流れ星は、世界中どこにでもオンデマンドで届けることができます。そして、流れ星の素となる粒は上空60km〜80kmで輝きながら燃え尽きていくため、地上では直径200kmという非常に広いエリアから鑑賞することができます。
ALEでは一緒にプロジェクトを推進してくれるメンバーを随時募集しております。
私たちが取り組もうとしているプロジェクトは、様々な分野の専門知識や経験、自由な発想・価値観、多様な人脈・才能などを集めていくことで魅力が高まり、実現に近づくプロジェクトだと考えています。そのため、私たちは、タスクに応じて最適な形でメンバーが集まり、役割を担ってプロジェクトを推進する形態なども認めています。
まずは、ALE採用担当(apply[at]star-ale[dot]com)までご連絡ください。
問い合わせ受領時の募集状況や、必要書類などをご連絡いたします。不明な点などを確認されたい場合には、選考プロセスではない情報交換の場を設定することも可能です。